全国300の駅弁からマニア厳選「容器買い」弁当5つ 「鉄オタ垂涎」「メロディ付き」定番から個性派まで
現在のところ、2020年に発売された第1弾(神戸のすき焼き編)は「予想の5倍の売り上げ」だったといい、第2弾(鯛めし編)第3段(京都の鶏めし編)に続いて、2025年1月から第4弾(大阪の焼肉編)が発売。すでに家に複数個のコンテナを積み上げているファンも多く、135×90×95mmというお手頃な容器を、「手のひらサイズのフィギュアの保管(交換用パーツも同じコンテナに収納)」に活用する方もいるという。
車内が輪唱状態に「メロディ付き」駅弁
三重県・松阪駅の駅弁業者「あら竹」は、1895(明治28)年の創業から130年の歴史を持つ。看板商品は、日本で初めて牛肉の駅弁を名乗った「元祖特撰牛肉弁当」と、「メロディ付き駅弁」こと、「モー太郎弁当」だ。
黒毛和牛のお面のような容器を開けると、フタの裏のセンサーが反応して、童謡「ふるさと」が流れる。JR紀勢本線の特急「南紀」などでは、松阪駅を過ぎると客席から「ふるさと」が輪唱のようにあちらこちらで聞こえはじめて……みんな購入して、車内に持ち込んでいるようだ。
なお、2002年9月に発売された当初の名称は「松阪牛モー太郎弁当」であったが、翌年にスタートした産地認定システムの関係で「松阪牛」と名乗れなくなっている。もちろん松阪牛と同様の肉質(市内の有名販売店で仕入れている)、いまどきこの肉を1700円で食べることができて、かつメロディ付き容器がついてくるなら安い。
子供が喜ぶ「特急列車ヘッドマーク」駅弁
「容器買いしたい駅弁」といえば、2017年から不定期で発売されている「特急列車ヘッドマーク弁当」シリーズは、使用後も普段使いのランチボックスとして使える。
この駅弁は、弁当箱メーカーの老舗・スケーター社製のランチボックスを容器に使用している。フタには特急列車の先頭などに掲げられる「ヘッドマーク」(愛称や系統を示すマーク)がデザインされているだけでなく、弁当箱としても4点止めでしっかり気密性を保っており、学校や職場への持ち運びにちょうどいい。
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