分数の割り算はなぜひっくり返して掛けるのか? 子どもに聞かれてわかりやすく説明する方法
西成先生:そうです。質問を変えましたが、実はさっきと同じことを意味しています。つまり「6÷1/2=6×2=12」というわけです。このように、1より小さい分数である数を割ると、割られる数よりも増えるんです。まずこのイメージをしっかり持ってほしいと思います。
郷さん:なるほど。
西成先生:ここで分数の割り算の計算式を紹介しておくと、「÷A/B」とあったら、「×B/A」に変換するだけ。分数をひっくり返して、割り算を掛け算にするんです。
郷さん:そういえばアメリカの学校だと「keep,change,flip(そのまま、変える、ひっくり返す)」というフレーズをひたすら覚えさせられるって聞いたことがあります。
西成先生:詰め込み教育ですね(笑)。たしかにそうですね。割られる数はそのままで、÷を×に変え、分数はひっくり返す。この手続きさえ覚えていれば分数の割り算は計算できます。
1問、例題を解いてみますね。
分数の割り算を攻略! ~整数で割る~
郷さん:分数を整数で割るときは?
西成先生:整数を分数に置き換えて、ひっくり返して掛け算をすればOKです。
西成先生:このような解き方もあるし、「2等分されたものをさらに3等分する」という式の意味からちゃんと考えていくと、実は先ほどやった分数と分数の掛け算の話にいきつきます。つまり、2等分したものの1つを、さらに3等分したと。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら