マンガでわかる「初めての担任も怖くない」初任者が怒涛の1年を乗り切るコツ もうすぐ新年度、知っておくと役立つノウハウ

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もうすぐ新年度が始まる。「教職はブラック」というイメージがつきまとうようになって久しいが、子どもの成長を感じられる教師という仕事に喜びや生きがいを見いだし、いきいきと働く先生も多い。そんな教師に憧れ、4月から現場に立つ初任の先生もいることだろう。ここでは初任者、はじめて担任をする先生が知っておくと役立つノウハウをこちゃ著・野中信行監修『マンガでわかる!はじめての担任お仕事BOOK』から一部抜粋・再構成して紹介する。

見通しを持っておこう!まずは名簿づくりから

はじめまして、こちゃです。X(Twitter)で日々、初任者の先生やこれから先生になる方へ向けて、先生の仕事や初任者の時期の乗り切り方をマンガで紹介しています。

初任者の1年は本当に怒涛のような1年です。でも、この1年目を乗り切れば、段々仕事に慣れて、うまく仕事をまわしていくことができるようになっていきます。

限られた時間でたくさんの仕事をこなす上で持っておきたいのは見通しです。初任者教員はこの見通しを持つことができなくてとても苦労します。例えば、始業式当日までに終わらせたい仕事はこれくらいあります。

始業式までに終わらせることはたくさんありますが、どれも基本的には名簿がなければできません。まずは名簿を作りましょう。 名簿は、子どもの名前を見ながらエクセルに名前を打ち込み、名前順に並びかえ、番号をつけたら終わりです。 最初の方はふりがな付きの名簿があると大変便利です。専科の先生に求められることもあります。

名簿を作り終わったらできることがたくさんあります。 すぐにできる仕事としては、名簿の印刷とネームプレートの作成 があります。名簿は50枚ほど一気に刷っておくと便利です。名簿を使って前年度の学年から引き継いだ子どものゴム印・書類の振り分けもできます。

学級別に分けた後、名前順に並べるのです。ゴム印と書類の振り分け・並べ替えが終わったら、1枚1枚に出席番号を書きます。 書類関係の作業は、一度学年主任の先生に聞いてから進めるようにしましょう。途中で学級の子どもが変わることもあるからです。

これだけは始業式前にやっておきたい!

始業式当日には、子どもの身長に合わせてある程度机と椅子を決めるという作業を行います。このとき、子どもに適当に机や椅子を与えると、「先生、この机少し高いです。調節してください」と言われることが多くなってしまいます。

ですので春休みのうちに、教壇側が低く、背面黒板側が高くなるように机を並べ替えておきましょう。また机の足元に黒色の水性ペンでラインを引いておくだけで、机のズレを直す指導が圧倒的にしやすくなります。

名前・番号シールも作っておくと便利です。名前を書くものについては、始業式当日に机と椅子が決まってから子ども自身に貼らせるようにします。

給食当番表や掃除当番表も作っておきます。給食当番表はいくつか種類がありますが、初任者教員にオススメなのは1ヶ月ごとに張り替えるタイプです。1学期分を一気に作って、B4の紙に印刷して、教卓に保管しておきます。

掃除当番表を作る上での大切なポイントは、人数配置です。ベテランの先生方は人数配置や役割分担をよく考えた上で作っています。自分の学級が担当する掃除場所を確認し、掃除場所別に色を決めて、各掃除場所の人数を決めます。これを元に掃除当番表を作ります。

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