マンガでわかる「初めての担任も怖くない」初任者が怒涛の1年を乗り切るコツ もうすぐ新年度、知っておくと役立つノウハウ

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始業式後すぐに使うものは、学習カード、子どもが学期ごとに書くめあて表、係活動の紙、学級通信、ネームプレートです。そのうち私が自分で作ったものは、係活動のポスターと学級通信、ネームプレートの3種類でした。

どれも作るのは簡単ですが、始業式後はとにかく余裕がなくなります。毎日5~6時間分の授業準備が始まるからです。始業式前に作っておくと便利です。

それぞれのやり方や例は詳しくマンガにまとめていますので、ぜひ参考にしてください。始業式までに買っておくといいものも、まとめています。

4月の1ヶ月で1年が決まる

私が初任者教員のとき、周りのベテランの先生から「4月は大切だ」とよく言われました。

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『マンガでわかる! はじめての担任 お仕事BOOK』(学陽書房)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

当時は、4月が大切なのはなんとなくわかるけれど「なぜ大切なのか」がよくわかりませんでした。 でも、1年目に失敗をしてよくわかりました。4月は、「この1ヶ月で1年間の学級経営が決まる」と言っても過言ではない時期だったのです。

4月は先生に対する印象が確立される時期です。私はこの時期に「この先生好きだな」という印象を持ってもらおうと頑張っていました。

しかし、それだけでは足りなかったのです。「先生は叱るときはしっかり叱る。先生はこのルールは守らせる」という印象を確立することができるかどうか……これがとても重要だったのです。

みなさんは、「縦糸と横糸を張る」という言葉を聞いたことはありますか。横藤雅人先生が提唱していることで、簡単に説明すると縦糸は「先生と子どもの上下関係づくり(ルールづくりなど)、横糸は「先生と子ども、子どもと子どものフラットな関係づくり(心の通じ合い)」となります。

学級経営ではこの縦糸と横糸をバランスよく張ることが大切だと言われています。 初任者教員はこの縦糸を張るのがとても苦手なことが多いです。一方、縦糸ばかりを強く張っても横糸が張れていないと、それは学級が傾く原因になります。横糸は心の通じ合いです。

初任者教員は、横糸を張るのは比較的得意です。でも、仲良くなりすぎると「友達」になってしまいます。詳しくマンガにまとめていますので、参考にしてみてください。

このほかにも『マンガでわかる!はじめての担任お仕事BOOK』には、担任の仕事で絶対にやっておくとよい仕事のポイントをたくさん紹介しています。春休み中の準備からクラス運営、子どもへの対応まで、忙しい先輩になかなか聞けないこともわかりやすくまとめています。

(画像:すべて学陽書房提供)

執筆・漫画:こちゃ
監修:野中信行
東洋経済education × ICT編集部

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小学校・中学校・高校・大学等の学校教育に関するニュースや課題のほか連載などを通じて教育現場の今をわかりやすくお伝えします。

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