100万マイルGetを目指す弾丸世界一周旅の顛末 予想外のトラブル続出でもリカバリーに奮闘した

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これだけ短期間に数多くの航空会社のエコノミークラスに搭乗することはもはやないだろう。まず感じたのは、どの便もおしなべて搭乗率が高かったことだ。各社ともにシートコントロールが向上し、空席だらけの無駄なフライトを飛ばさなくなっている。

また、空港の入国も簡素化していた。EUは当然だが、ビザ免除がはじまったばかりの中国も、2日連続で入国したにもかかわらず、質問1つなかった。入国といえば時間がかかることで知られるアメリカも、MPCというアプリを入れていたことから、2回とも数十分待ちで入国できた。

その一方、ヨーロッパはどこも空港が狭く、混雑していることが気になった。対照的にアジアはどこもターミナルが新しいうえに広く、快適だった。

杭州国際空港のターミナル
杭州国際空港のターミナル。「風の谷のナウシカ」の腐海を思わせるデザイン。アジアの空港はヨーロッパとくらべると、どこも新しく大きい(写真:筆者撮影)

肝心の機内サービスだが、シートはどこも大差がない。そのなかで、今回のキャンペーンとは無関係の航空会社ではあるが、成田~ロサンゼルス間のZIPAIRで提供していた完全無料Wi-Fiサービスは重宝した。

「加算されない…?」旅が終わっても続く悪夢

あまりに飛行機に乗り続けたためだろうか。帰国してから半月ほどたったが、いまだに乗り遅れやマイル未加算の夢を毎晩のように見るのだ。

なお、15の航空会社のうち、2社は年を越しても加算されていない。スカンジナビア航空には、未加算の修正申請が殺到し、同社はすでに締め切りの期限を2回延長している。

同行したA氏は今回の旅について次のように語る。

「フライトの数の多さに加えて陸路移動まであり、今回の経験は"現代の猿岩石"だった。だが、エコノミーとはいえ機内での飲食サービスは十分で、特に終盤は寝不足を補う快適な機内生活を堪能し体調もよかったのだから、慣れというのは恐ろしい」

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