100万マイルGetを目指す弾丸世界一周旅の顛末 予想外のトラブル続出でもリカバリーに奮闘した
ジュネーブからジェッダ(サウジアラビア)経由、シンガポールまではサウジアラビアの航空会社サウディアに搭乗する。
ジェッダ行きの機内では、隣のムスリムの青年がパーソナルモニターに映るメッカの映像を見ながら、祈りの言葉を唱えていた。こちらもマイレージの「修行」をする身だが、あちらは修行が一生続く身。そう考えると、この旅行の苦痛がわずかに和らいだ。
前代未聞のミスに冷や汗
アジアに入ったら、「いざとなれば乗りなおしができるから安心だね」とA氏とはお互いに言い聞かせていた。だが、ここで筆者がまたミスを犯す。今までの人生、旅行中に失敗を繰り返してきたが、前代未聞のものだ。
予定では、シンガポールからガルーダ・インドネシア航空でジャカルタ(インドネシア)に行き、厦門経由・台北行きの厦門航空に乗り継ぐ予定だった。
だが、なんと1日後の便を予約してしまっていたのだ。しかも「これ、明日の便です」、と係員に指摘されるまで気づかなかった。いままで海外旅行で一度も犯したことのないミスが、よりによってここで出るとは……。
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