「シエンタ」と「フリード」買うならどっち? 人気のコンパクトミニバンの違いを徹底比較
両モデルは、後席側に電動スライドドアを設定するほか、低いフロア高などで、小さな子どもや高齢者でも乗り降りがしやすい点も同じだ。
しかも、左右ドアが電動で開閉する電動スライドドアは、予約ロック機構を両車ともに全車へ標準装備する。また、スマートキーを携帯していれば、足先をドア下にかざすだけで自動開閉するハンズフリータイプも用意。小さな子どもを抱えているときなど、両手が塞がっているときに便利な機能だ。フリードは全タイプにオプション設定。シエンタは最上級「Z」グレードに標準装備し、「G」グレードにオプションで用意する。
3列シート車のシートアレンジ
近年のミニバンは、買い物や通勤・通学といった普段使いからキャンプなど休日のレジャーまで、幅広い用途で使えることも重要。そのため、フリードとシエンタの3列シート車は、1列目と2列目の背もたれを倒し休憩中にくつろげるモード、2列目を前に倒して3列目を格納することで荷室を広くするモードなど、多岐にわたるシートアレンジを持つ。
ただし、シエンタとフリードでは、3列目シートの格納方法に違いがある。シエンタは、2列目シート下に格納する方式だ。2列目シートを最前へスライドし、回転させながら背もたれと座面を前へ折りたたんだあと、3列目シートの背もたれを倒し座面と一緒に前に送り込む。
一方、フリードの3列シート車は、3列目シートを左右に跳ね上げ、ベルトで固定するタイプ。3列目シートが荷室後方に残ることで、シエンタほど広くは使えない。また、7人乗りの2列目6:4分割ベンチシート仕様車は、2列目の背もたれを折りたたんで前に倒すことができるが、6人乗りの2列目キャプテンシート仕様は、折りたためず、座面ごと前方へスライドさせることができるだけだ。荷物の大きさや形状によっても変わるだろうが、より広く荷室を使えるという点では、シエンタに軍配が上がるだろう。
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