「シエンタ」と「フリード」買うならどっち? 人気のコンパクトミニバンの違いを徹底比較

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対するフリードのハイブリッド2WDでは、7人乗り・3列シート車がエアーの309万1000円、5人乗り・2列シート車がクロスターの316万2500円となる。とくに5人乗り・2列シート車を選ぶ場合、シエンタのほうが16万円以上安くなる。もちろん、外観などのデザインは好みがわかれるところだろうが、とにかく価格優先である人ならシエンタは魅力的だ。

だが、やはりフリードの場合は、シエンタに設定がない6人乗り・3列シート車を選べる点が魅力だろう。例えば、ハイブリッド2WDの6人乗り・3列シート車は、エアーが285万7800円~304万7000円、クロスターは320万6500円だ。とくに、フリード エアーであれば、シエンタのハイブリッド2WDの7人乗り・3列シート車と価格面でもあまり差がないため、十分に比較対象となるはずだ。

注目度アップでフリードはシエンタに勝てるか

アクティブなスタイリングと装備が魅力のフリード クロスター
アクティブなスタイリングと装備が魅力のフリード クロスター(写真:本田技研工業)

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表したデータによれば、2023年度(2023年4月~2024年3月)における新車販売台数ランキングは、先代のフリードが7万4681台で全体の10位。対するシエンタは12万2706台で全体の3位だ。その後、2024年6月に新型が発売されてからは、フリードは毎月8000台~9000台の新車販売台数を維持し、いずれも前年比を上まわる数字を記録。対するシエンタも、1カ月あたり9000台~1万台を記録し、毎月格差でフリードを上まわっているが、両モデルが再び熾烈なシェア争いを展開していることは確かだ。

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コンパクトミニバン市場で、まさに強烈なライバル関係にある両モデル。とくに、フリードは、2024年度の日本・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなどで、注目度もさらに上がっている。そんな状況下で、一騎打ちの様相をみせている両モデルの覇権争いについて、最終的にどちらに軍配が上がるのかが今後気になるところだ。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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