8人の専門家に聞く｢2025年の日経平均｣の行方 強気派からは｢10～12月に4万8500円｣との声

史上最高値更新の後に待ち受ける次の展開を占う。

（写真：mandegan / PIXTA）

特集「2025大予測｜株式・マネー」の他の記事を読む

2024年は日本株市場の歴史的な変動の年となった。

年初に3万3000円台からスタートした日経平均株価は、米国株高や新NISA（少額投資非課税制度）施行などを追い風に高騰。2月22日には1989年につけた史上最高値3万8915円を34年ぶりに更新し、7月11日には4万2426円に値を上げた。

だが、その後は停滞。8月5日には前週末比4400円を超える過去最大の下落幅を記録。以後は3万円台後半での膠着状態が続いている。

振り返ると、平成バブルとその崩壊で、日本経済は「失われた30年」に突入。日経平均は2003年に7000円台にまで下落した。2024年の株価高騰とその後の停滞も、長引く低迷への予兆なのか。あるいは、さらなる成長への通過点なのか。2025年の株価はその方向性を占う年となろう。

専門家8人の見方は？

東洋経済が専門家8人に、2025年の日経平均の見通しについてアンケート調査を実施したところ、下図表のような回答となった。