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2025年の日経平均は「年後半に最高値更新」へ 堅実派アナリスト・馬渕氏が新年相場を指南

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世界経済・市場アナリスト/ブーケ・ド・フルーレット代表 馬渕治好氏
馬渕治好(まぶち・はるよし)/世界経済・市場アナリスト、ブーケ・ド・フルーレット代表。1981年から旧・日興証券グループで主に調査部門を歴任し独立。CFA協会認定証券アナリスト(撮影:尾形文繁)

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分断・多極化する世界で、新しい視界を開くことができるか。日本が向かうべき道とは──。本特集では、株式・マネーから日本の政治経済、世界情勢、産業・企業動向、そしてスポーツ・エンタメまで。2025年の注目テーマを徹底解説する。

2025年は前半、アメリカ発の悪材料で、限定的ながら日本株も下押ししそうだ。その後は明るい変化に沿って、緩やかな長期上昇基調入りすると見込む。

アメリカ発の悪材料とは、同国のマクロ経済の調整だ。雇用情勢の先行指標を見ると、労働時間は前年比減少が続き、派遣業雇用も2022年3月から削減が止まらない。家計は借り入れ審査で拒否される割合が高まっており、負債頼みの消費拡大も限界が近い。

にもかかわらず過度の楽観からアメリカ株式市場は、予想PER(株価収益率)で見ると極めて割高だ。大統領選挙前からの「トランプトレード」も行きすぎた。早晩、米国株とドル高の調整が生じ、日経平均株価は最悪3万5000円まで下がる懸念もある。

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