「日本と大違い」24年アメリカのヒット映画TOP10 これから日本で公開される作品も上位ランクイン
そして7月には、やはりディズニー傘下であるマーベルの『デッドプール&ウルヴァリン』が予想以上のヒットに。マーベルもまた、ここのところがっかりの結果が続いていたので、大きな朗報だった。
北米興収は6億3600万ドルで、今年の2位。R指定映画では、メル・ギブソン監督の『パッション』を抜いて史上最高だ(ただしインフレ調整なしの数字)。6月の公開作としても、史上最高の北米デビューを飾っている。公開から2カ月以上もトップ10圏内に君臨したことも特筆すべきだろう。ただ日本ではトップ10に入っていない。
『ウィキッド ふたりの魔女』は日本でも期待
今年の3位『怪盗グルーのミニオン超変身』は日本でも10位にランキングしたが、4位以降は日本と大きく違う。4位は11月下旬にデビューしたばかりのミュージカル映画『ウィキッド ふたりの魔女』。賞レースに食い込むなど評価も高く、ホリデーシーズンにぴったりの楽しい作品でもあり、今月末にかけて数字を伸ばし、ランキングを上げていきそうだ。
5位の『モアナと伝説の海2』も同様で、クリスマス時期を牽引する存在になると思われる。日本は伝統的にミュージカル映画が強いので、『ウィキッド』はおそらく日本でも大ヒットするのではないか(2025年3月日本公開予定)。
6位の『ビートルジュース ビートルジュース』は日本でぱっとしなかったが、これはほかの国でも同じ。この映画は圧倒的に北米で強く、海外市場では北米の半分ほどしか稼いでいない。独特なユーモアのセンスなので納得といえばそうだが、災害映画である8位の『ツイスターズ』が日本を含む海外でそれほど伸びなかったのは、やや意外な感じもする。
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