容疑者の身元が明らかになり、その写真が出回るにつれ、一部では容疑者を擁護したり、称賛したりする声さえ聞かれる。
深刻な分断を抱えながらも医療保険会社の待遇についての不満を共有するアメリカ国民は、医療保険大手ユナイテッドヘルスケアの最高経営責任者(CEO)ブライアン・トンプソンが殺害された事件に夢中になっている。
SNS上では、銃撃犯を支持する声が見られる一方で、被害者が死亡したことにはあまり同情が示されていない。ミネソタ州メープルグローブ在住で2人の息子がいるトンプソン(50)を、国家的な医療危機の悪役と見なす意見もある。
容疑者ルイジ・マンジョーネ(26)の身元が明らかになり、その写真が出回るにつれ、一部では容疑者を擁護したり、称賛したりする声さえ聞かれる。
医療業界に対する「正当な怒り」
そうした称賛の声は医療に対する世間の怒りを反映している、と外交問題評議会で医療問題を調査しているメディア「Think Global Health(シンク・グローバル・ヘルス)」の編集長、ンシカン・アクパン(Nsikan Akpan)は指摘する。
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