ところが部門内の同僚について【人間関係】【上司の嗜好】など十分に把握している人なんてごくまれ。
◆上司の隣に誰を座らせるか?
◆締めのあいさつは誰に任せるか?
◆2次会の段取りはどうするか?
など、ささいなようで気まずくならないように配慮するポイントで頭を抱えます。そんな悩みに対して「同郷のNさんが最適」「バランスとってあいさつはQさん」と教えてくれたら助かりますよね。
先日取材した食品メーカーに勤務するEさん(26)は忘年会の幹事を任されたのですが、営業職で社内の人間関係には疎い人だったようです。店の予約や案内はできたのですが、問題は当日の仕切り。
あいさつの順番や座席表の組み合わせで夜に頭を抱えていたところ「何を悩んでいるのだい。俺に相談すれば、万事うまくいくよ。任せなさい!」と、先輩社員のMさん(32)が声をかけてきました。Mさんは職場情報に精通していて、
「仲が悪いので席を離すべきなのはSさんとKさん。部長より年次が上のO次長にはあいさつをしてもらったほうがいい。ちなみにG課長はお酒が飲めない。逆にH課長は飲みすぎるとセクハラまがいの行為があるので女性とは隔離したほうがいい」
と宴会当日の仕切りに対して適切なアドバイスをくれました。アドバイスを参考にEさんは乾杯前のあいさつを誰にお願いするか、座席表の作成などを行いました。すると忘年会は滞りなく終わることができて
「E君は気配りが出来るな。これからも期待しているぞ」
と部長からの評価もグッとアップしたようです。
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