「ソーシャルロボット」には無限の未来がある

コミュニケーションには値を付けられず

ベンチャー企業ユニファの園児見守りロボット「MEEBO(みーぼ)」は、保育園や幼稚園で園児との間で簡単な会話やお遊戯、読み聞かせができるだけでなく、搭載カメラを通じて園児の顔を検出し、写真を自動で撮影し続けるという。写真は画像認識技術を使って園児ごとに自動的に分類され、保護者がスマートフォンなどで確認できるようになっている。

保護者にとっては自分の子供の様子を確認できるうえ、帰宅後に写真をみながら子供との会話を楽しめるメリットがあるという。

また赤外線カメラを使って園児の体温を非接触で検知し急な発熱をいち早く察知するほか、地震情報メディアと連携しており、地震速報をいち早く園児に伝えることができる。なかなか多機能だ。

大和氏によると、IoTネットワークを通じてロボットは今後、より多機能になっていくという。「新しい機能を追加するために、ロボットを改良、改造しなくてもよい。室内に設置したカメラやセンサーを無線経由でロボットに接続させれば、機能拡充が簡単にできてしまう」。

さらに多機能になれば、いろいろな領域への導入が始まるかもしれない。大和氏は「簡単なコミュニケーションがベースになっているような作業や仕事の領域には今後10年程度でロボットが導入されていくだろう。受付業務や、レストランのウエイトレスに代わって注文を聞く業務、ホテルで荷物を運ぶ係、 観光案内など、単純作業で、ちょっとした対話を前提にした仕事や作業の一部は、ロボットが取って代わるようになると思う」。

キーワードは「プライスレス」

以上の3つの根拠から、ソーシャルロボットのビジネスが爆発寸前だとする大和氏の発言には信ぴょう性があると思う。中でも気になるのが1つ目の「プライスレスになる」という話。従来の家電製品やハイテクデバイスには「プライスレス」なものがほとんどなかった。これまでの感覚で推し測れないような新しい価値を生み出すかもしれない。

正確な数字で市場を予測はできないけれど、何やら大変なことになりそうな感じがする。そしてそういう感じこそが大事なのだと思う。見える人には見えるが、ほとんどの人にはまだ見えていないチャンスこそが、本当のビジネスチャンスなのだろう。

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