エヌビディア、絶好調に見えてくすぶる「不安要素」 消えたサプライズ、マーケットの注目は「新製品」
マーケットが予想の仕方に慣れてきた
――第3四半期決算は引き続き好調でしたが、株価の動向はどうでしょうか。
決算発表後、株価は下落しました。その理由の1つは、市場予想を上回る業績を上げてはいるんですが、その水準が物足りないということです。2024年8~10月期(第3四半期)のアナリストらの売上高予想が330億ドルで、結果は350億ドルと上回る幅が小さかった。
1年前の2023年2~4月期決算では、アナリストらの予想を20%上回ったということがありました。これは生成AIブームがここまでの勢いだと誰も思っていなかったからなのですが、それ以来10数%上回るということがずっと続いてきた。
さすがにここまで成長が続くと、マーケットも予想の仕方に慣れてきて、サプライズが起きづらくなっているという背景があります。売上高の伸びを四半期ごとに見ていくと本当に鈍化という感じです。


















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