「レクサス」を買っているのはどんな人なのか? LBX/UX/NX/RX/IS/ES購入者1821人を分析
RX購入者は「ボディサイズが大きい」ことを重視しており、ラージサイズであることが利用シーンや用途、所有欲の観点から意味を持っていそうだ。
逆にLBXとUXの購入者は「ボディサイズが小さい」こと、そして「燃費の良さ」を高く重視している。日常用途での使い勝手で選ばれているといえる。
高級/カジュアル/スポーティ
次は、購入したクルマに対して各オーナーが「抱いているイメージ」を紹介する。この質問では、LBXを購入した人はLBXのイメージを、NX購入者はNXについてそれぞれ回答している。
6車種の中で特徴的なのは、LBXだった。コンパクトで400万円台~とサイズ・価格ともに手ごろなクルマで、「高級」のイメージが他モデルより低い中、「カジュアル」「おしゃれ」のスコアをしっかりと獲得している。
ラグジュアリーブランドが、間口拡大のためにエントリーモデルのラインナップを拡張していくことは、過去にもメルセデス・ベンツ「Aクラス」やBMW「1シリーズ」など例は多い。
レクサスにおいては、LBXがその役割を果たしているのだ。生産を終了したハッチバックのCT200hが担っていた役割をスムーズに引き継げた、ともいえる。「スポーティ」に関しては、FR(後輪駆動)のスポーツセダンであるISが他を大きく引き離し、約66%だった。
ハイブリッドが主流となったレクサスの中にあって、今もV8 5.0リッターエンジンをラインナップしているのは、走りのイメージを残すためでもあるのだろう。
全体に共通するものとして「都会的」は、各モデルで5割前後と高い一方、「伝統的」「若々しい」はどの車種においても低スコア。「伝統的」に関しては、レクサスが日本でデビューしてから20年近くが経過するが、メルセデス・ベンツやBMWなどと比べると、中高年にとっては“新しい”印象を持っているのかもしれない。
実際にメルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、ポルシェといった輸入車とも比較してみると、「伝統的」のスコアは、「レクサス<アウディ<メルセデス・ベンツとBMW<ポルシェ」でレクサスが低かった。
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