その後、ミスに気付いたGFは自主的にBISに報告。調査に協力し速やかに是正措置を講じたため、罰金は大幅に減額された。
「アメリカ企業が中国の関係先に半導体の(中間製品を含めた)材料を送る際には、細心の注意を払ってもらいたい。今回のように、半導体材料が送られるべきでないところに送られてしまった場合には、企業は自主的に報告して是正措置を取り、われわれに協力してほしい」
BISの輸出執行担当次官補を務めるマシュー・S・アクセルロッド氏は、声明の中でそう強調した。
SMICの関連企業
盛合晶微半導体のウェブサイトの情報によれば、同社は2014年8月に創業し、江蘇省江陰市のハイテク産業開発区に本社工場を構える。
同社は12インチウェハーに対応した(切断前のチップに配線用の突起状電極を形成する)バンプ加工、チップのパッケージ封入、最終テストなどの設備を持ち、一連の後工程を顧客から請け負っている。
BISは、盛合晶微半導体を中国のファウンドリー最大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)の関連企業と見なしている。そして2020年12月にSMICおよび関連会社をエンティティーリストに追加した際、盛合晶微半導体もその中に含めていた。
(財新記者:劉沛林)
※原文の配信は11月4日
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