国民・玉木氏と自民・コバホークの「意外な接点」 半導体「熊本モデル」を日本各地につくる重要性
賃上げは本来、国に言われてするものではない
青山和弘(以下、青山):国会運営における与党・自民党の立場がこれだけ厳しくなった中でも、小林議員が「これだけは進めなければならない」と思う政策は何ですか?
小林鷹之(以下、小林):経済政策、とくに成長力を高めることですね。
青山:目先は「103万円の壁」などが注目を集めていますが、成長力を高める政策も取り組んで行かざるをえないと。
小林:今回の総選挙で私自身いろいろな候補者のところを回っていて、いちばんよく言われたのが賃上げの話でした。物価高に負けないだけの賃上げをしていくことは非常に重要だと思います。
今は国が民間企業に対して「賃上げしてください」と要請して、環境整備もしようとしているんですが、でも本来、賃上げというのは国から言われてするものではありません。民間企業が稼いで、その収益の中で人件費、お給料として還元していく、というのがあるべき姿です。
その状態に持っていくにはやはり、日本企業の成長力を高めなければならないと思います。


















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