「フロンクス」対「WR-V」インド生産SUV徹底比較 手頃な価格設定と扱いやすいサイズ感が魅力的

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WR-Vのインテリア
WR-Vのインテリア(写真:本田技研工業)

両モデルの室内サイズは、フロンクスが長さ1975mm×幅1425mm×高さ1200mm。対するWR-Vは、長さ1945~1955mm×幅1460mm×高さ1280mm。フロンクスのほうが長さはあるが、幅や高さではWR-Vのほうに余裕がある。とくに、セカンドシートの足元スペースは、フロンクスもかなり広いが、WR-Vはさらに余裕を感じる。後席でゆったりと快適に座れるという点では、ややWR-Vのほうが上かもしれない。

WR-Vの荷室積載イメージ
WR-Vの荷室積載イメージ(写真:本田技研工業)

また、荷室容量も、WR-Vはセカンドシートを使用する5名乗車時で458Lを確保。21インチと25インチのスーツケースが2個ずつ載せられるほか、6:4分割式セカンドシートの背もたれを前に倒せば、27インチの自転車を積載することも可能だ。

フロンクスの荷室積載イメージ
フロンクスの荷室積載イメージ(写真:スズキ)

一方のフロンクスは、荷室をさまざまなスタイルにアレンジできるラゲッジボードを採用。荷室を2段階に分割できるため、例えば、アウトドアで汚れた衣服などを下段、それ以外の荷物を上段に載せるなど、用途に応じた工夫ができる。ただし、荷室容量は、5名乗車時210L(ラゲッジボード撤去時で290L)とWR-Vの半分以下。WR-Vのように、27インチサイズの自転車などの積載も難しいだろう。より大型や多量の荷物を積載できるという点では、WR-Vに軍配が上がる。

シートポジションや乗った印象も違う

WR-Vのインパネまわり
WR-Vのインパネまわり(写真:本田技研工業)

両モデルのドライビングポジションだが、WR-Vはヒップポイントが高く、SUV的な感覚が強い。対するフロンクスは、セダン的でスポーティな着座姿勢となる。前方視界も、WR-Vは高い位置から見下ろす形になり、広々と開放的な印象だ。対するフロンクスは、低いルーフ位置などもあり、WR-Vと比べるとやや狭い印象。どちらかといえば、スポーツカーに近い視界だといえる。

ただし、WR-Vは、フロントボンネットの左右にある大きめの膨らみが視界に入るため、車体が実際のサイズよりも大きく、ワイドに見える。人によっては、狭い路地などで運転のしにくさを感じるかもしれない。その点、よりコンパクトSUVらしい車幅感覚でドライブできるのはフロンクスのほうだ。

フロンクスのインパネまわり
フロンクスのインパネまわり(写真:スズキ)

パワートレインは、前述のとおり、どちらも1.5Lエンジンを搭載するが、スペックなどには違いがある。

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