北朝鮮軍に"頼る"ロシアの姿勢が激変した事情 ついに交戦開始、北朝鮮側が得るものは?

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どのような展開になるにせよ、ロシア側も朝鮮戦争以来見られなかったこの枢軸へのコミットメントを示している。6月の訪日中、プーチンは両国間の包括的戦略的パートナーシップ条約に調印した。

同条約には相互防衛条項が盛り込まれ、両国は相手国の外部侵略を撃退することに同意している。10月14日、プーチンはこの条約をロシア下院に提出し、正式な批准を求めた。

ロシア側のコミットメントはどの程度か

ロシアが朝鮮半島での紛争に巻き込まれるかどうかという質問に対し、ドミトリー・ペスコフ報道官は記者団に対し、両国は「安全保障の確保を含むあらゆる分野で戦略的深化協力を行う」と述べた。条約の意味合いについては、「協定の文言を明確にする必要にない」としている。

プーチンの訪朝と条約の調印は、ロシアが北朝鮮に何を提供する可能性があるか、特に北朝鮮の核・長距離弾道ミサイル計画を強化するためにロシアが提供する可能性のある技術的・軍事的支援について、広範な議論を巻き起こした。

北朝鮮が核兵器運搬手段を完成させるのを事実上手助けするようなロシアの援助は、原則的に核拡散に反対するだけでなく、技術の流出を積極的に防ごうとした過去のロシアの政策から大きく逸脱することになる。

「ロシアは長年、核不拡散を支持してきた」と、現在スウェーデン国際問題研究所に籍を置くロシアの軍事アナリスト、アレクサンドル・ゴルツは筆者に語った。「しかし、今や状況は劇的に変わった。西側諸国への威嚇が主目的となってしまった」。

ゴルツは、プーチンが訪朝の際に、西側諸国がウクライナに長距離兵器を供給したことに対抗して、ロシアがアメリカの敵に「敏感な」軍事援助を提供するかもしれないと警告的な発言をしたことを例に挙げる。

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