年収5000万円夫婦の家族ビジネスの秘密 「妻×夫の得意分野」で稼げる家族になれる!

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ただし、これだけで継続的なビジネスとしてやっていけるかというと、そこにはちょっとしたハードルがあります。

そもそも人の得意領域やスキルが、何の加工もせずそのまま商品として売れることはめったにありません。素の状態で売れる技術というものは、たいてい上には上がいるし、ライバルも多いもの。そこに参入して勝てるのは、それこそ超がつくプロ級の人くらいでしょう。

たとえば妻がやっているピアノの世界でも、ショパン国際ピアノコンクールやチャイコフスキー国際コンクールなど、世界的権威のあるコンクールで入賞するくらいの腕前でなければ、「ただピアノが上手に弾ける」というだけでは需要などほとんどありません(これすらも登竜門に過ぎず、優勝してもその道では食べていけない、という人も少なくないそうです)。

僕たちは素人であり3流です。そんな人間が提供する商品でもお金をいただけるようにするには、ちょっと頭をひねる必要があります。

テーマを狭く絞り込む

ではどうすれば、「やりたいこと」「得意なこと」をお金をいただける商品に仕立てることができるか。

ひとつの考え方として、「顧客ターゲットや分野を狭く絞り込む」ことです。

ファミリービジネスでは、ボイストレーニングスクールの社長として、その仕組みづくりやウェブ周りなどのマーケティングを担当する午堂登紀雄さん

これには2つの理由があります。ひとつは、競合が少なく集客をしやすい点。もうひとつは、一気に第一人者となれる点。

ひとつ目はわかりやすいですよね。たとえば自分は英語が得意だから英会話スクールをやろう、というのは誰でも思いつくテーマです。

しかしご存知の通り、この市場は大手中小含めてたくさんあり、大資本企業が派手に広告宣伝をしています。こういったマーケットで勝つ(安定的かつ継続的に集客していく)のは容易ではないでしょう。

そこでたとえば、「ビジネスパーソンのための、英字新聞や英語雑誌がスラスラ読めるようになるスクール」とすればどうでしょうか。

大手企業はやはりマーケットの大きい日常英会話・ビジネス英会話・リスニングなどを展開していて差別化は難しいですが、英字紙読解に特化したスクールは少ない。

また、主婦や学生ではなく、ビジネスパーソンなら単価が高くても受講料を払う余裕があります。

さらに、英会話が必要なビジネスマンは多くなくても、英語文献を読めることは世界中の情報収集が可能になるという切り口からもニーズを掘り起こせる可能性があります。

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