年収5000万円夫婦の家族ビジネスの秘密 「妻×夫の得意分野」で稼げる家族になれる!
ファミリービジネスの場合、企業のようにオフィスの賃料を払ったり、従業員に給料を払ったり、人事総務経理といったバックオフィス部門の人件費などは発生しませんから、大量に顧客を獲得しなければやっていけないわけではありません。
だから市場規模も小さくていい。顧客ターゲットを特定すれば、その人が振り向いてくれやすくなります。また、「海外情報を素早く集められる」ことに興味を持つ人は、少ないかもしれないが、競合も少ないのでアピールしやすいのです。
僕たちも、ボイストレーニングの典型である「ボーカルレッスン」には参入しませんでした。それこそ競争が激しいレッドオーシャンの市場だからです。(現在はお客様のご要望を受けて「カラオケ1曲集中マスターコース」は設けています)
ニッチならすぐに第一人者になれる
もうひとつの第一人者になれるというのは、ニッチであるがゆえに、その道を極めるのが容易という側面と、「第一人者です」と言うことができることです。
英語習得に関する全方位(リスニング・スピーキング・リーディング・ライティング)をやろうとすると、時間も労力も得られる情報も分散してしまいます。
しかし英字紙読解だけを毎日毎日教えていけば、自然に効果的な教え方を堀り下げていくことになります。生徒からの質問にはどんなものがあるか、どこでつまづくか、などのフィードバックも得やすいでしょう。こうして急速にノウハウが蓄積されていきます。
第一人者と言えるとは、たとえば僕たちが「ボイストレーニング業界でナンバーワン」と言ってしまうとウソになりかねません。しかし「ビジネスボイストレーニングスクールでナンバーワン」と言えば本当になるということ。なぜなら、「ビジネスに特化」したボイストレーニングスクールは他にはないからです(笑)
というふうに、自分がやろうとしていることを、顧客ターゲットを絞り込み、あるいはテーマをより絞り込むことは、ファミリービジネスに限らず、資本力も宣伝力も乏しい個人には重要なことです。
最終回となる次回は、僕が考えるファミリービジネスの進化形、「ファミリービジネス2.0」構想についてご紹介する予定です。
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