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台湾半導体TSMC、「AI半導体」需要が業績押し上げ 7~9月の売上高39%増、「AIバブル」の懸念否定

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急拡大が続くAI投資の持続性については、ここにきて懐疑的な見方も出てきている。

2024年7月以降、グーグルやメタなどアメリカの大手IT企業の経営トップが「AI投資が収益を生むにはまだまだ時間がかかる」と相次いで発言したのをきっかけに、現在の生成AIブームは「バブル」なのではないかという不安が市場に広がった。

AI半導体世界最大手のエヌビディアも、チップの製造はTSMCに依存している。写真はエヌビディアの主力製品「H100」を組み込んだモジュール(同社ウェブサイトより)

AI投資の先行きについて市場関係者の意見は分かれており、AI半導体で世界最大手のエヌビディアの株価は乱高下している。

「AIのニーズはまだ始まり」

TSMCの決算説明会では、AI投資の拡大は持続可能なのかという質問が(アナリストから)飛んだ。それに対し、魏CEO は次のように回答した。

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「わが社はすでに工場(での生産管理)や研究開発にAIを導入している。仮に生産性の改善が1%でも、それによるリターンは10億ドル(約1494億円)に相当する。AIのニーズは本物であり、まだ始まりにすぎない。これから何年にもわたって(拡大が)続くだろう」

今後の業績について、TSMCは2024年10~12月期の売上高を261億~269億ドル(約3兆8999億~4兆195億円)とする見通しを示した。その中間値で試算すると、同四半期の売上高は前年同期比54%増加することになり、魏CEOの強気を反映している。

(財新記者:劉沛林)
※原文の配信は10月17日

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