10月拡充の児童手当、手続きしないと貰えない人 2025年3月末までに申請すれば間に合う

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

なお、9月分まで所得制限により児童手当が減額されていた世帯(上記条件で年収960万円相当以上目安)は、自分での申請手続きは不要です。従来は子ども1人あたり5000円(特例給付)だった支給額が、10月分からは満額支給されるようになります。

また、子どもが全員中学生以下で所得制限に該当しないなどで、今回の制度改正前から児童手当を受給していて、改正後も受給額が変わらない場合には、特段の手続きは不要です。

拡充後の児童手当支給は12月から

拡充された児童手当は、12月以降に支給されるようになります。12月には、10月分と11月分の2カ月分がまとめて支給されます。

今回の制度改正により新たに受給することになった世帯や、受給額が増えた世帯が12月から受け取るには、2024年10月末から2024年11月にかけて、各自治体が指定する期限までに申請手続きを済ませておくとよいようです。その後も、2月、4月、6月、8月、10月に2カ月分ずつ支給されます。

もし、申請手続きが12月の支給期限に間に合わなかった場合でも、来年3月末までに済ませれば、さかのぼって今年10月分から受け取れます。ただしそれを過ぎるとさかのぼることができなくなり、支給は申請した月の翌月分の児童手当からになります。

所得制限のために児童手当を受け取っていなかった、子どもが高校生で対象外だったというご家庭は、早めに申請手続きを済ませておきましょう。

加藤 梨里 FP、マネーステップオフィス代表取締役

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

かとう りり / Riri Kato

保険会社、信託銀行などを経て2014年にファイナンシャルプランナーとして独立開業。家計相談、セミナーや雑誌・ウェブサイトでの執筆を中心に活動。慶應義塾大学SFC研究所上席所員として、健康増進とライフプランの関係をテーマに研究活動も行っている。https://moneystep.co

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事