「可愛い」67歳が意識する"イタいおばさん"化防止 早くからケアすればよかったと後悔したのは?

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こんなこと、やってませんか?

■若いときのセルフイメージに執着する

人はいちばん輝いていた頃の自分に執着しがち。もてていた時代に愛用したリップやアイシャドウ、香水などを、使い続ける方も。しかし昔の自分はもういないのです。今の自分に合ったものを見つけましょう。

■おばさんであることを隠す、無自覚になる

年齢は厚塗りで隠せるものではありません。また、今どき世代の娘や息子がいる、「推し」が若いという理由だけで、流行を知ったつもりで取り入れても浮くだけです。大人の今に似合う「可愛い」を探しましょう。

■自己流ケアしかしない

意外と多いのが、自己流で覚えたスキンケア法をそのまま続けている方。それが悪い手癖となって肌を傷めつけていることも。自分の「常識」を見直し、正しい知識や、年齢に合った方法で更新していきましょう。

■くっきりメイクで盛る

眉毛を太くしっかり描く、黒いアイライナーで目尻を跳ね上げる、リップラインを小さく描くなど、20代、30代で覚えたメイクを継続している方、古いメイクは古い顔しか作れません。今日で卒業を。

■年齢のせいにする

シワ、シミ、白髪といった美容上の問題から、疲れやすいなど体の問題まで、不調はすべて年齢のせいでどうにもならない、と思わないこと。きちんとメンテナンスをすれば改善することも、たくさんあるはずです。

首は顔より早く老ける

私の美容人生で、早くから真剣にケアしておくべきだったと後悔している箇所はいくつかありますが、なかでも上位に挙げられるのが首です。

首は顔よりも早く、老けが進行します。顔と違って首の皮膚は、筋肉や骨などの支えになる組織に付着していないため、非常にゆるみやすいのです。だからすぐにシワやたるみが表れてしまう。

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私がそのことを知ったのは40代になってからで、それまでは首には無関心でした。おかげで顔に比べ、首は老化がずっと早い。以前、「奇跡の60代」というふれこみでテレビ番組に出演したとき、SNSで「顔は若くても首が年寄り」と書かれてしまい、本当にそうだよ、と自分でも思いました。

首老化を防ぐために、スキンケアの全ステップを首にも加えてください。ポイントは首にもう1つ顔があると思って、顔につけたのと同じ分量のスキンケアを使うこと。前から後ろへ引き上げるようにのばして、ゆるみやすい首にハリを出していきましょう。

天野 佳代子 美容ジャーナリスト

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あまの かよこ / Kayoko Amano

1957年東京都生まれ。20代からファッション雑誌の美容ライターに。美容専門誌『美的』のエディトリアルディレクター、大人の女性向け美容専門誌『美的GRAND』の創刊編集長を歴任、40年近く美容に携わる。

60代に入り、美容ジャーナリストとしての書籍の出版、雑誌、web媒体への寄稿、YouTubeチャンネル『天野佳代子の大人美容【歳をとるのは怖くない】』の配信など、さらに活動の幅を広げる。著書に『何歳からでも美肌になれる!』(小学館)。

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