「ツカミ」で笑いを取りにいこうとする人の盲点 下手をすると聞き手の気持ちが冷める可能性も
それは、印象的なキーワードは忘れずに覚えてもらえるからです。リードでは大事なことを伝えたり、全体像を伝えたりすることで聞き手に聞く態勢をつくってもらえますが、15秒で説明の全てを記憶に残してもらうのはなかなか難しいものです。そこで、キーワードだけでも明確に覚えてもらうようにするのです。
キーワードとは、話の要点を押さえた言葉
キーワードというと、インパクトのある強い言葉をイメージしてしまうものです。
しかし、キーワードは話の要点を押さえている言葉でなければ効果がありません。
全体の話を聞き終えた段階で、最初のキーワードがなぜ冒頭で語られたのか、腑に落ちている状態をつくらなければならないのです。
キーワードの目指すべき姿は、要点を一言で表す象徴的な言葉です。キーワードを考えるコツは、「これから説明しようとしていることを一言で言うなら?」と自分に問いかけてみることです。このとき、具体的なイメージが思い浮かぶワードに変換できるとベストです。
場合によっては、その一言だけで説明の8割が伝わることもあります。
私が新人アナウンサーのころに聞いて、いまでも覚えているキーワードがあります。
それは、先輩アナウンサーが教えてくれた「説明はサンドイッチ」という一言です。
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