「ストロング系」毎日10缶飲んでた男の驚きの出費 「さすがに、詰んでるな…」計算して天を仰いだ

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怒られたことも、嫌なことも、お酒を飲んでちゅーっとタバコを吸って、ドカ食い気絶すれば、翌日目が覚めたときには、ボンヤリとしか昨日のことを覚えていない。これこそ、ストロング系を語るときによく使われる「現実逃避のための酒」に近いわけだが、別にストロング系以外の酒でも代用はできた。

ただ、ストロング系は安いから、毎日安心して買えるのだ。ストロング系を一気に何本も煽ることで、「1日が終わる」と実感することができるのだ。

その一方で、いくらストロング系は1缶200円くらい(500ml缶)とはいえ、それを毎日5缶も飲んでいれば1000円近くなる。1日1000円が30日のため、1カ月で3万円はストロング系に使っていたということだ。

月に3万円を超え、最終的には毎月7万円かかるように…

このように、毎日1000円、1カ月では3万円程度を酒に費やすようになった筆者だったが、家で飲んでいる分にはこれ以上金のかかる心配はない。

しかし、これが居酒屋になると、もう手に負えない。家とは違って記憶を飛ばさずに、最後まで楽しんでいられるためにビール、レモンサワー、カシスオレンジを飲むのだ。これらはアルコール度数の低い酒のため、いくら飲んでも酔うことはない。その分、金はかかるが、なんとかして割り勘に持ち込む。

レシートの写真
一番上の12杯が筆者が飲んだ分(友人は生ビール2杯)。なお「BreakingNEWS」は筆者が個人的にSNSに投稿するためにした加工で、本コラムには関係がない(筆者撮影)

そして、飲み会が終わると、家に帰っていつもより1缶少なめに、ストロング系を4缶買って飲んでいた。その前に居酒屋にて、ビールをジョッキで5杯は飲んでいるが、それはノーカウントである。というのも、居酒屋で飲んでいる2〜3時間の間に体内から徐々にアルコールは抜けていると思ったからだ。発想がアルコール依存症のそれである。

そして、当然の顛末だが、そんな飲み方を6年も続けていると、完全にアルコール依存症となり、ついには連続飲酒状態に陥ってしまった。つまり、太陽が昇っているうちから酒を飲むようになり、1日にストロング系を10缶飲むような生活になってしまったのだ。

次ページ6年ほどで400万~500万円以上を酒に費やした
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