KDDIとローソンが描く"未来のコンビニ"の姿 人手不足解消と顧客体験向上の両立を目指す

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
自動品出しロボット
24時間稼働可能な自動品出しロボット(筆者撮影)

新しいバージョンのスマホレジを導入

支払いシステムでは新バージョンのスマホレジを導入する。顧客の購入傾向に基づいた商品レコメンドがポップアップで表示される。バーコードを読み取るだけで簡単に商品をカートに追加でき、複数購入時の特典など買い回り促進策も組み込まれている。レジ待ち時間を削減すると同時に、顧客一人一人に最適化された購買体験を提供する。

スマホレジ
スマホレジの新バージョンも導入(筆者撮影)

商品棚に設置されるスマートサイネージも、未来のコンビニの重要な要素だ。サイネージは、来店客の属性情報に基づいて最適な商品を提案する。例えば、男性客にはボリューム感のあるお弁当を推奨する。さらに、スマホレジでチェックインした人には、auの映像サービスの利用傾向に基づいてライブチケットを提案するなど、よりパーソナライズされた提案も行う。

デジタルサイネージ
手に取った商品にあわせておすすめ商品を提案するデジタルサイネージ(筆者撮影)

店舗の多機能化を象徴するのが、店内に設置されるオンライン相談ブースだ。ここでは、通信キャリア(携帯電話)、金融(保険)、ヘルスケア(オンライン診察と薬の処方)の3種類のサービスを提供予定だ。コンビニエンスストアを買い物の場所から、生活に密着したサービスの提供拠点へと役割の拡大を目指す。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事