スバルが三洋社員を雇用、大量採用で見せた自信

スバルが三洋社員を雇用、大量採用で見せた自信

富士重工業(スバル)が国内の生産拠点、群馬製作所(群馬県太田市)で正社員の大量採用に踏み切る。

三洋電機によるリストラで同社の東京製作所(群馬県大泉町)を年内に早期退職する社員のうち、200人程度を雇用する。現在、自動車業界は東日本大震災からの挽回生産に追われているが、期間工など契約社員を補充するのが一般的。正社員の一括採用に踏み切るのは異例だ。

群馬製作所の主力である矢島工場。12月は毎日1時間から1時間半の残業、休日出勤も3日実施している。一時懸念されたタイ洪水に伴う部品不足もほとんど影響なく、日当たり生産は前年同月比2割増の2400台と、乗用車生産では過去最高の水準だ。

もともと自動車業界では各社が9月以降、一斉に増産に入ることで、人手不足が懸念されていた。スバルでは従来1100人の期間工を1500人まで増員。それでも足りず、関東近郊のスバル販売店から50人程度の応援まで仰いだ。

今後、来年3月に向け、期間工を1700人まで増やす計画だが、「人の確保は簡単ではない」(同社)。特に東北地方では今年、トヨタ自動車の子会社が宮城県に新工場を稼働させたこともあり、人手不足が顕著だという。

今回受け入れる約200人は、来年1月契約社員として採用したうえで、4月から正社員に切り替える。スバルでは人手を確実に確保できるうえに、「正社員ならば継続的に育成でき、技能伝承の点でメリットがある」(同社)。

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