運転手不足でバスの減便が深刻
人手不足が、国民生活のさまざまな面で深刻な問題を引き起こしている。その1つに、バス運転手の不足問題がある。運転手が足りないため、これまで地域の足になっていた路線バスを減便せざるをえない場合が続出している。
その結果、バス便が1日数本しかない場合が増えている。こうしたバス路線の「時刻表」のことを、「地獄表」というのだそうだ。炎天下で30分も待たされたとか、乗ったはよいが、その日のうちには帰ってこられない、などという話がある。
高齢になって運転免許証を返却してしまった人たちは、バスに頼らざるをえない。それがこのような状況では、日常生活に重大な支障が生じる。これは、文字通りの「死活問題」だ。
これは、「2024年問題」の影響だ。運転手の1年間の拘束時間や、勤務時間のインターバルに関する規制が強化されたため、もともと深刻だった運転手不足がさらに深刻になっているのだ。
「2024年問題」は、トラックの運転手の不足の原因にもなっている。


















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