新iPhone「機種変更」に備えるデータ移行の段取り すんなりと新端末を使い始めるために必要なこと

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移行が終わったら、数日はiPhoneが過負荷な状態になることは知っておきたい。「新しいiPhoneを買ったのだけど、熱くなる」「新しいiPhoneはバッテリーの減りが速い」と愚痴を言う人が多いが、使い始めて数日は、直接移行しなかったアプリや、音楽、映像、クラウドにあるデータなどのダウンロードをしたり、データの整理をバックグラウンドで行っているようだ。少々、通信量が増えること、本体が熱くなりがちであること、バッテリーの減りが速くなることは知っておきたい。数日経つと本来の性能を発揮できるようになるはずだ。

一時的に無料でiCloudの容量を利用可能

iCloudバックアップや、パソコンのバックアップからのリストアも可能だが、最新の「クイックスタート」が一番便利。ことに、SuicaやPASMOのデータや、Apple Watchとの接続などのデータも一緒に移行できるようになってからは、「クイックスタート」の利便性が大きく向上した。

また、前のiPhoneを手放してから次のiPhoneを入手するような場合には、契約しているiCloud容量が足りなくても一時的に移行のための追加のiCloud容量を無料で使うことができるというのも知っておこう。ただし、バックアップが保持される期間は21日間で、それが過ぎると削除されてしまうのでご注意を(Appleサポートに復元期間の延長を申請することもできる)。

村上 タクタ 編集者・ライター

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むらかみ たくた / Takuta Murakami

iPhone、iPadなどアップル製品を中心に扱うガジェット・テクノロジー系編集者・ライター。カリフォルニアでのWWDCやiPhone発表会には2016年頃から継参加。趣味の雑誌の編集者として、’92年から約30年で約600冊の雑誌を作ってきた。バイク雑誌『ライダースクラブ』に携わり、ラジコン飛行機雑誌『RCエアワールド』、海水魚とサンゴ飼育の雑誌『コーラルフィッシュ』、デジタルガジェットのメディア『flick!』『ThunderVolt』の編集長を務める。HHKBエバンジェリスト、ScanSnapアンバサダー。バイク、クルマ、旅、キャンプ、絵画、庭での野菜作り、日本酒、ワインと家族を愛する2児の父。娘はロンドン、息子は台湾在住。

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