新iPhone「機種変更」に備えるデータ移行の段取り すんなりと新端末を使い始めるために必要なこと

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「クイックスタート」はiOS 12.4以降で利用できるが、移行元のiPhoneもなるべく最新に近いOSにしておいた方が移行でのトラブルは発生しにくいので、事前にアップデートしておこう。現在最新のiOS 17や、もうすぐ公開されるであろうiOS 18にアップデートできるのはiPhone XS/XR以降、iPhone SE2以降だ。

データは移行されるが、アプリなどは後でダウンロード

準備ができたら、新しいiPhoneと古いiPhone、両方の電源を入れて両者を近づける。すると、古いiPhoneが、新しい未設定のiPhoneが近くにあることを感知して「このアカウントを移行しますか?」というメッセージを表示する。

そこで「続ける」をタップすると、データ移行のプロセスが始まる。

iPhone
新しいiPhoneに表示されるパターン認識コードをカメラで撮影することにより、移行元と移行先のiPhoneを特定する(筆者撮影)

新しいiPhoneには青いドットの集まったアニメーション(パターン認識コード)が表示されるので、それを古いiPhoneのカメラで捉える。これで、物理的にどのiPhoneからどのiPhoneに移行するのかを決定するというわけだ。

次に、「iPhoneから転送」を選ぶと、ワイヤレスでの直接データ転送が始まる。

iPhone
移行方法として「iPhoneから転送」を選ぶ(筆者撮影)

筆者の環境では2時間ぐらいかかった。

しかし、ここで移行されるのは個人的なデータだけである。

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