イケアが世界初の小型店を熊本につくるワケ 出店スピードを加速させる試金石

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ニトリも小型店を出店している(撮影:今井康一)

――日本ではニトリが家具チェーン最大手だが、シェアを奪っていくのか。

イケアは市場で独特の位置にいられる。さまざまな選択肢があり、競争もあったほうが消費者にはいい。お客さんは最高の製品を手ごろな価格で得られることになる。

大塚家具は素晴らしい製品と店舗を持っている

――大塚家具の“お家騒動”はどうみたか。

アプローチを変えてきていると思う。最良の状態で顧客のニーズを満たしていくのはいいことだと思う。素晴らしい製品と店舗を有している会社だと思う。

――日本の将来性をどうみているか。

日本では昨年にパートタイマーの全正社員化を進めるなど、人材に投資したのが大きい。店舗開発に必要な土地取得も進めている。イケアグループは幸運にも上場会社ではなく財団である。ということは、1年間の結果を求めずに長期的に物事を考えられる。実際、日本は収益が良かったときもあれば、悪かったときもある。日本では長期的な視点で投資している。今後はイケアが日本の消費を支えていくことで、日本の経済発展に寄与できればいい。

冨岡 耕 東洋経済 記者

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とみおか こう / Ko Tomioka

早稲田大学理工学部応用化学科卒。全国紙記者を経て、2007年に東洋経済新報社入社。IT・電機、通信、小売り、航空、自動車など主要業界を幅広く担当してきた。「週刊東洋経済」副編集長、「会社四季報」編集長、報道部長などを歴任し、現在は編集局次長。趣味はトレラン。

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