結婚相手の収入より気をつけたい"お金の使い方" 家庭の経済的安定には貯める力と殖やす力が大切
おいしいものを食べることが好きなグルメ派であれば、月々の支出の中でも食費が多くなりがちです。ファッションに興味があれば、洋服やコスメなどにお金をかけるでしょう。旅行が好きな人は旅に、車が好きな人は車に、ゲーム、ギャンブル、お酒など……、もし相手のお金の使い方や、金銭感覚に違和感を覚えることが多い場合、それは収入にかかわらず、結婚生活においてもめることも多くなるでしょう。
また、お金を使う前にしっかりとしたコミュニケーションが取れるかどうかも重要です。自分が知らない間にお金を好きなことに使ってしまった、実はお金を借りていた、なんていうこともあります。
特にお金に関しては、相手に聞きづらい、言いづらいという思いから、うやむやにしているケースもあり、お互いの価値観をしっかり話し合えるか、確認し合えるかどうかもパートナーを選ぶうえでは大切です。
ストックである資産の重要性
2つ目のポイントは、相手の資産にも注目してみることです。
結婚すれば、目先の収入だけでなく、2人で資産を築いていく必要があります。そのため、資産をもっている人、築ける人と結婚することは将来、大きな差を生みます。なぜでしょうか?
まず「資産」とは、現金や預貯金はもちろん、株式や債券、投資信託や生命保険(解約するとお金が戻ってくる貯蓄型の保険)、不動産など、お金に変えることができるものすべてを指しています。すなわち、資産を築いていくこと自体が、将来的に収入を生み続けていく源泉になるのです。
ちなみに、親からの相続が見込まれる場合、その相続財産も資産に含まれます。そして、退職金や企業年金などがある企業にお勤めの場合、こうした会社で積み立てられている資産も将来的にはその人の資産になります。