さんまの東大方程式だけじゃない"面白い東大生" 身体に英単語書いて暗記、半年で猛勉強し合格

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1 週3バイトしながら東大に合格した人

文学部4年の布施川天馬さんは、貧乏でお金がない家庭から東大に合格した苦労人です。受験勉強の最中に母親が乳がんを患い、父親の事業も行き詰まって、大変な状況に置かれていました。そんな中でも、週3バイトをしながら東大受験をし、見事合格を果たしました。

なぜ、そんな苦境に立たされても頑張ることができたのか? 布施川さんにそう聞くと、「悩んだってどうしようもないから」だと話してくれました。

「結局、つらい状況に追い込まれたり、不運が自分を襲ってきたりしたときに、立ち止まっていてもなんにもならないんですよね。悩んでいて問題が解決するならいくらでも悩みますけど、悩んだって状況は変わらないじゃないですか。それよりも、自分が変えられる範囲内で何ができるのかと向き合うほうが、大切だと思うんですよね」とのこと。「変えられることと変えられないこと」を明確にする考え方は、真似したいものだなと思います。

半年間猛勉強、現役で東大合格果たす

2 部活でうまくいかなかったから東大に行った人

教育学部4年の永田耕作さんは、小中高とずっと野球部で部活動に打ち込んでいました。しかし中学時代まではうまくいっていた野球は、高校に上がると自分よりも上手い人がたくさんいたために、高校3年間週6~7で打ち込んだにもかかわらず、一度も試合に出ることができず、ベンチに入ることもできなかったそうです。

周りの受験生が勉強をしたり、模試を受けている中でも、高校3年生の7月まで野球部で、ずっと後輩の練習をサポートして球出しをしていた永田さん。「あのときは非常につらかった」と語ります。

「自分で選択して野球部に入ったけれども、僕の高校3年間はなんだったんだろうかと考えると、すごくつらかったです。だからこそ、僕は東大に行こうと思ったんです。高校生活で野球ではうまくいかなかったけれど、その分、いちばんの大学を目指そうって」

彼はそこからの半年間、今まで野球で勉強できなかった分、そして部活ではうまくいかなかった分、それをバネにして猛勉強。見事東大に現役合格しました。

「部活と勉強は似ています。できなかったところを分析して、手帳に書き出して、それを改善していく。僕は部活でこの思考法を会得していたので、勉強でもそれを活かすことができました。部活をやっていたから、東大に合格できたのだと思っています」。この思考法も、勉強になりますね。

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