
「土」を知るところから始めよう
農耕は定住を不可欠なものとし、そこには自ずと住居が集まり、お互いに助け合う小型の集落ができました。
つまり農耕文明の始まりは食べものづくり(現在の農業)、暮らしの場づくり(現在の言葉にするなら村づくり、街づくりであり、土木・建設)の始まりであり、「自然に手を加える」ことの始まりです。
「生きものとしての農業」としては、農耕を、土に注目して考えていくのですが、実は暮らしの場づくりはすべて土から始まります。
農耕の場合と同じく、現代社会の中での土木・建設という作業が自然破壊につながっていることに疑問を抱いた人々が、もう一度土を見ようという活動を始めていることを最近知りました。「生きものとしての農業」と同じように「生きものとしての土木」と呼べる活動です。生活の基本に土があることを示す動きです。
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