来年あたり、ハゲタカのターゲットになって日中発の恐慌が起きるかもしれない--葉田順治・エレコム社長(第1回)

来年あたり、ハゲタカのターゲットになって日中発の恐慌が起きるかもしれない--葉田順治・エレコム社長(第1回)

--エレコムの業績を見ると、2009年以降、右肩上がりの成長が続いています。エレコムはマウスやキーボードのシェアで首位を走るパソコン周辺機器メーカーとして知られていますが、最近では新規のスマートフォン関連が好調と聞きます。ストレージ製品やネットワーク製品も地デジ化が追い風となり伸びていますね。

12年3月期の第2四半期も、売上高288億8400万円(前年比23.6%増)、経常利益27億5500万円(前年比48.3%増)と、不況や大震災をはねのける数字をたたき出しました。

すごいなんて思っていません。実は3日前(11月1日)に社内で急ブレーキをかけたんですよ。新規事業をいろいろと立ち上げていたんですが、これらを思い切り絞り、3000万~4000万円くらいかけていた雑誌広告も一切やめろと指示を出しました。大阪支店を本社に集約するなど、あらゆる部分で経費削減へと急ハンドルを切ったんです。

その理由の1つは、やはりタイの大洪水。電機業界にとって東日本大震災の10倍のダメージがあるかもしれません。弊社の生産基地はまったく被害を受けていませんし、今日までの売り上げも全然悪くないのですが、今後は厳しいと思います。
 
 なぜなら、各メーカーがパソコン(PC)本体をほとんど出荷できなくなるから。それに伴って弊社のPC関連製品もどうなるのかと心配しています。

たとえば、マウスの売り上げは通常の7~8掛けくらいまで落ちるのではないでしょうか。11月はまだ在庫がありますし、プリンタなどの年賀状需要も期待できますが、12月以降はきつい。
 
 もっとスマートフォン関連に注力するとか、PC関連売り場もおざなりになっていたので、きっちりやり直す。売れるものを売るというベーシックな形で対応していくしかありませんが、回復するまでに半年はかかるでしょう。

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集中連載「日立 踊り場の先へ」<br>世界で戦える組織へ

成長を確実にする組織の根幹を成すのが、研究開発と人事である。研究開発体制は2015年4月、各研究所に横串を通し、顧客起点の組織に生まれ変わらせた。人事制度もグローバル化がほぼ完了。踊り場から飛躍へ、日立の地固めの様相を追う。