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日本で人気のPixel、新機能は「英語のみ」のナゼ 新モデルは日本と海外で別の機能をアピール

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こちらはGemini Nanoではなくクラウドとの連携で動作するものだが、本当に実用的な使い方をするなら、スマホを手に持って画面をタップするのではなく、イヤホンなどで話しながらスマホを使うようになるだろう。

これらを組み合わせて使えるようになれば、確かにスマホの使い方は大きく変わる可能性が高い。なるほど「パラダイム・シフト」と言えるかもしれない。

現在、グーグルはAndroidの中核にGeminiを組み込むべく改良を進めている。Pixel 9シリーズだけに搭載されるわけではなく、将来的にはすべてのAndroid採用製品へと広げることを目指している。

まずは「英語でのみ」

これだけの機能が使えるなら、日本でのPixel 9シリーズのお披露目でも大きくアピールされて良さそうなものだ。

だが実際にはそうではなかった。

理由は、ここで挙げた3つの機能が「英語でのみ」の提供となっているからだ。

生成AIは翻訳などで「言語を超える」機能を提供する一方、価値は言語に依存する部分も多い。海外企業のサービスが「英語のみ」「中国語のみ」からスタートする例は少なくない。話す人間・利用する人間が多いほど学習に使う情報も多くなるためだ。

スマホと連携する生成AIについは、グーグルだけでなくアップルも開発を続けている。アップルの「Apple Intelligence」も、秋からのテスト公開は「英語のみ」となっており、ほかの言語については2025年以降とされる。

グーグルは、Gemini Liveなどをいつ英語以外で提供するのか、コメントしていない。

これらの機能提供に時間がかかると、英語圏とそれ以外との差が大きくなる。個人の利用に時間がかかることはまだいい。これからはスマホ内のAIとアプリ・サービスの連携が重要になる。時間がかかるほど、アプリやサービスの開発で出遅れることになり、別の「不利」が生まれる。

スマホとAIを連携させられる企業は限られている。アップルやグーグルは「スマホ上のAIサービス」を構築する多様な要素を抱えており、今後さらに有利な立場になっていくだろう。

グーグルはAIサービスからスマホ用プロセッサーまで、多層的な技術でGeminiを構成している(筆者撮影)

そのことがわかっているから、グーグルは「自社以外のAndroid機器」にもAIを広げようとしているのだ。そのほうがビジネスに有利であると同時に、広げることで独占的な立場との指摘を脱しやすくなる。

AIプラットフォーマーは英語以外への言語への対応を加速するだろう。日本語が不利な時期は意外と短いかもしれない。ただ、そのためには「日本が魅力的な市場である」ことが必須だ。

また、高性能なスマホを安価に広げるための仕組みや、買い替えを促進する仕組みも重要になってくるだろう。

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