強い意志や目標がないほうが人は成長できる

自分を成長させる「仕組み作り」とは?

まず、「美〜ビジュアル」に効果的なお作法は2つあります。一つは、大きな姿見を設置すること。入浴後や外出前などに自分を眺める時間を持つだけで自分に対するイメージはとても高まります。2つ目はプロフィール写真をプロのカメラマンに撮影してもらうこと。これによってテンションが上がり、自分への意識が大きく変わります。SNSにはお気に入りのプロフィール写真を設定しましょう。

次に「論〜ロジック」。このステップにはちょっとおもしろいお作法があります。それは「超一流の10%の努力」を続けるだけでもかなりの努力量に相当するというロジック。自分が憧れる超一流の人と同じ努力はできないけれどその10%の努力だったらできるかもしれません。

憧れの超一流ビジネスパーソンが1日1冊本を読むなら、10日1冊のペースで本を読んでみる。それでも年間36冊もの本を読むことになります。毎日1000回の腹筋を習慣としている超一流アスリートをお手本にするなら、毎日100回だけでも続けてみましょう。2カ月も経てば大きく変わった自分に気づくはずです。

そして「慣〜コンティニュー」に効果的なお作法は、ゲーム感覚を取り入れることです。本を1冊読んだ、タスクを1つ終えた、1日分のトレーニングを済ませた……などの進捗をゲーム感覚で管理するのです。たとえばノルマを完了するごとにカレンダーにお気に入りのキャラクターのスタンプやシールを貼る。それだけで習慣化しやすくなります。

単調なタスクやトレーニングを楽しい習慣にする方法もあります。たとえばジョギングを続けるのは苦しいけれど、仕事帰りに一駅前で電車を降りて好きな通りを散歩するのを日課にすれば、確実に習慣化できます。

強いキモチで結果にコミットするより、ビジュアルイメージを刷り込んで習慣化するセルフマネジメントのほうが効果的であることに気づかせてくれたのは、米国のある女優でした。

彼女は肥満体型で決して美人ではない、もとは素人の黒人女性。そんな彼女がある日、オーディションを受けてハリウッド映画主演に抜擢され、アカデミー主演女優賞にノミネートされました。どうして女優業にチャレンジしようと思ったのか、インタビュアーの質問に対する彼女の回答が、本質を突いていてカッコよかったのです。「セルフマネジメントとはコレだ!」と気づかされました。

セルフマネジメントの極意ともいえる彼女のその一言とはこれでした。

あるとき私は、自分を美しいと決めたの。〜 ガボレイ・シディベ

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