多発する「ゲリラ雷雨」予兆を知らせる3大サイン 「急な雨や雷」に見舞われたらどうすればいい?
「夕立」が夏の季語になっているように、夏の急な雨というのは昔からありました。
ただ、気候変動により気温が上昇していることが一因で、急な雨は増加・激化しているといえます。夏に限った急な雨のデータではないですが、年間の1時間降水量50ミリ以上「非常に激しい雨」の発生回数は増えています。1時間80ミリ以上「猛烈な雨」は、1980年頃と比べて約2倍程度になっています。
朝や夜にも雷雨・豪雨が発生
天気が急変する時間帯も変化しています。
夕立は夏の午後に降る雨のことで、昔は昼過ぎから夕方くらいに急に雨が降るイメージだったのではないでしょうか。しかし今は、朝や夜も急な雨に見舞われます。昼間だけでなく、朝や夜の気温も高いことが原因です。
そして、天気が急変しやすい時期も延びています。残暑が厳しいので、夏だけではなく秋も急な雨が降ることが増えているのです。
急な雨をもたらす雲が発生・発達するためには、雲のもととなる水蒸気が必要です。なかでも台風は、海から大量の水蒸気を運んでくるので、自分が住んでいる地域を直撃しなかったとしても、湿った空気が流れ込み、急な雨が降りやすくなります。
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