ご自宅は築50年の古い家屋で、リフォームなども一切していない様子です。
玄関ドアなどもガタついて、スムーズな開閉もままならないほどです。
また、車についても、かなり年式の古いものを大事に乗っていらっしゃる様子でした。
服装などを見ても、Gさんはとても質素な暮らしをしているようです。
正直に言えば、「整理するほどの資産があるのだろうか……」というのが私の気持ちでした。
まずは資産状況を把握しようと、Gさんに預金通帳や保険証書など、金融資産についての書類を見せてもらうことにしました。
「4000万円の金融資産」と「十分な年金」
驚いたことに、Gさんご夫婦は4000万円もの金融資産をおもちでした。
「自分たちには大した財産などないから、贅沢はしない。先のことを考えると、お金を残しておかないと不安」というのです。
Gさんには年金収入もあり、これだけの資産があるなら、もっともっと快適な生活ができるはずです。
しかも年金収入でふだんの生活費を賄えているため、老後資金が目減りするどころか、長生きすればするほど資産が増える状態でした。
資産をご自分たちのために有効に使おうと望めば、家のリフォーム(バリアフリー含む)も、安全性の高い車も、生活のサポートサービスも手に入れられるのに……。
さらにご本人たちが望むなら、快適なサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)への入居も可能です。
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