「フワちゃん・川口アナを許さない」に言いたいこと 制裁を受けた人を叩き続ける行為は"適切"なのか
被害者がいる場合は、被害者に謝罪を行い、場合によっては補償を行うことが最も重要だ。刑事事件であれば刑事罰を受けることになるが、そうではない場合は、被害者との間で和解が成立すれば、事態はほぼ収束したと見なしていい。有名人の場合は、活動を自粛して、表舞台からしばらく身を潜める場合もある。
フワちゃんの“暴言”問題は当事者同士で和解したが…
フワちゃん側はまさにその対応を取っている。フワちゃんは、やす子さんに謝罪を行い、やす子さん側はそれを受け入れている。また、フワちゃんは8月11日に芸能活動の休止を発表している。
たしかに、フワちゃん側の釈明の内容にはツッコミどころがあるのだが、必要な責任を取っている以上、これ以上叩く必要もない。
何より、やす子さん自身も、Xに「フワちゃんさんのことめちゃめちゃ許してます! もう終わりましょう!! (中略) 相手への誹謗中傷もやめましょう!」と投稿している。
やす子さんがフワちゃんを許したことに対して、批判の声まで出ているというから、非常にタチが悪い。
パリ五輪での柔道男子60キロ級の準々決勝でも同様のことが起きている。永山竜樹選手と戦ったフランシスコ・ガリゴス選手が、主審の「待て」の合図後も締め続け、永山選手が一本負けした。これに対して、ガリゴス選手にSNSで誹謗中傷が集まった。
永山選手は、自身のXで、ガリゴス選手の訪問を受けて謝罪されたこと、永山選手はそれを受け入れたことを報告した。さらに、永山選手は、メディアの取材を受けた際に、「誹謗中傷は本当に控えていただきたい」と訴えている。
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