ゴルフ用品の国内トップ「ゼクシオ」に新製品投入、アジア・北米市場へ一段の攻勢も--野尻恭・SRIスポーツ社長

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　SRIスポーツは高級路線の「ゼクシオ」、国内プロやアスリート向け「スリクソン」、米国のプロが使用する「クリーブランド」の3ブランドを展開する。価格帯は高いほうからゼクシオ、スリクソン、クリーブランド。ゴルフクラブに関しては、日本市場は3ブランド、米国、欧州ではクリーブランド、アジア諸国ではゼクシオを中心にスリクソン、クリーブランドで攻略する方針を打ち出している。ボールでは、日本ではゼクシオブランドもあるが、メインはスリクソンブランドで、石川遼選手などプロゴルファーを使ったマーケティングを行っている。海外のプロ選手も、積極的にスリクソンでサポートしている。
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--高価なクラブが売れるアジアでゼクシオを拡販するわけですが、ブランディングやマーケティングという側面では、アジアのゴルファーはUSPGA（米国のプロゴルフツアー）を見ています。ブランドの統一や整理が必要ではありませんか。

北米ではクリーブランドの知名度は高く、スリクソンの知名度も上がっています。しかし、クリーブランドとスリクソンが同じSRIスポーツ傘下であると認知されているかはわかりません。認知されていないかもしれない。ただ、それが必要かどうかもわかりません。キャロウェイはオデッセイを持っていますが、オデッセイは単独で強いブランドです。

--最も意識しているライバルメーカーはどこですか。

ボールではタイトリスト、クラブではテーラーメイドです。ですが、われわれは日本以外ではスモールプレーヤーです。韓国では2ケタシェア、欧州市場でボールはタイトリストに次ぐシェアを持っていますが、ほかの国のシェアは1ケタです。ですので、世界各国で1ケタのシェアを2倍にしろ、と号令をかけています。

--　石川遼選手とヨネックスの契約は来年までと言われていますが、ズバリ契約を狙っていますか。

申し訳ないですが、その件に関してはコメントできません。

--足元の市況はいかがでしょう？

北米は4月くらいから店頭の状況が悪いな、となって、6月に入ると顕著に在庫が増え出しています。世の中で経済が悪いと言われるよりも早くに店頭に影響が出ている。