女性の悩みはどこまでも尽きませんねぇ。
日本の女性の寿命は86歳を過ぎていて世界一らしいし、65歳まで働けるようになり、どんどんと人生は長くなっているようなのに、多くの女性の岐路がすごく若いうちにやってくるということだけは不変なんだなぁとしみじみしちゃいます。「子どもを持つかどうか」の選択は特に、自分だけで決められるものでもなく、決めたとしてもその通りになるかどうかもわからない、とても難しい選択です。あなたが悩み、人生で一番大きな分岐点だと感じてしまう気持ちはよく分かります。
まずは、転機が重なりすぎないか考えよう
それにしても、悩み方がとても女性らしい(笑)。1つの選択の後にやってくる次の選択、そのまた先と考えていってしまうと、どんどん「未来予想図」が枝分かれしてしまい、結局何に悩んでいるのかわからなくなってしまいます。「子どもなのか、自分のキャリアなのか…」ということが究極の悩みなのでしょうか?うーん。この読解に悩んでしまう私がいる(笑)
あなたは、キャリアのことだけでなく、不妊治療のコストも考えて「働き続ける」ことを前提にしているのですよね。その上で、それなりに制度の整っている今の会社でそのまま働くか、もっと成長できる環境を探すのか、を迷っていらっしゃる。そういうことでよいでしょうか?
でも、迷っているように見えて、今の会社で、ある程度居心地よく、ほどほどに働いていく、という選択はしたくないと考えているように感じましたが、いかがですか?仕事内容にも限界を感じ、成長できないと思っている職場に、「妊娠を前提にしているから」「将来は育児と両立させたいから」という理由だけで長くいることをあなたは望んでいないように感じました。
ちなみに、あなたの周囲のママたちが言っている言葉の中では、「育休中にもらえるお金は大きい」というのは正解!でも正社員でなくてもフルタイムで働いていて、「保育に欠ける」と行政が認めれば保育園入園の障害にはならないこともあるし、今の会社で今の雇用形態でなければ両立できない、というものでもないと思います。情報に振り回されず、しっかり自分で調べてくださいね。
一方で気になるのは、あなたにとって、環境が変化する要素が盛りだくさんなこと。ストレスは環境変化が要因のことが多いと言います。失恋とか退職とか、そういったネガティブに感じる環境変化ももちろんですが、ポジティブなことでもストレスの引き金にはなるのです。
マンションを買ったばかりで、不妊治療をスタートして、そしてこの先のキャリアを考えて行動する、という意味では、かなりの環境変化。管理職時代は、結婚したばかりのメンバーから転職の相談をされると、「少し落ち着いてから考えたら?」とよく諭したものです。
慰留する意味だけでなく、大きな環境変化は1つずつ超えていかないと、メンタル的に追いつめられてしまうことが多いからです。そういう意味で、今の会社でしばらく様子を見る、ということも1つの方法ではないかなぁと私は思います。よく自分自身と相談して、無理しすぎていないか考えてみてくださいね。
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