「キレートレモン」なぜ女性人気に火がついたのか 女性がずっと解消したかった美容の悩みに応えた

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それまで同社が行ってきた「レモンの研究成果」と「消費者ニーズの気づき」の両面から商品開発に着手したという。

「美容系の悩みを調査すると、20代や30代女性の3人に1人が“むくみ”を気にしていることがわかりました。一方、商品の成分である、レモン由来『モノグルコシルヘスペリジン』には、当社の研究で一時的な顔のむくみ感を軽減する機能を持つことが確認できました。そこでレモン飲料によるリフレッシュとむくみ軽減を図ったのです」(室担当部長)

商品の開発中に「機能性表示食品」の認可も受けたので、パッケージでの機能性訴求も可能となった。また、発売当時はコロナ禍3年目となり、世間も当初の先が見えない焦燥感から“コロナ慣れ”もしていた。これも商品の受け入れ性を後押ししたのだろう。

消費者が支持した「レモン感を高めた商品」

その2年前、別の商品での成功体験もあった。

「レモン果汁感のすっぱさを、より美味しく提案した『キレートレモン クエン酸2700』(155ミリリットルの瓶)と『キレートレモン ダブルレモン』(500ミリリットルのペットボトル)を2020年3月に発売したのです。

『キレートレモン クエン酸2700』は機能性表示食品で、“疲労感軽減”をパッケージでも訴求しています。また『キレートレモン ダブルレモン』では“ビタミンC 1000㎎”と“クエン酸 3000㎎”をダブルで訴求しています」(同)

既存品のペットボトル飲料「キレートレモン Cウォーター」に加えて、ダブルレモンはよりレモン感を高めた。コーヒーに例えれば、アメリカンと濃厚なブレンドのような位置づけか。

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