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伊藤園、サントリー、キリンの三つ巴「お茶戦争」 トクホ緑茶低迷の中、機能性表示食品が急拡大

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機能性表示食品でお茶市場をリードする伊藤園。サントリーはトクホで反転攻勢をかける。

売り場に並ぶペットボトルのお茶
(写真:Hakase / PIXTA)

特集「機能性表示食品、トクホ、サプリのウソ・ホント」の他の記事を読む

機能性表示食品やトクホなどの「健康食品」にウソはないか。本特集では、正しく向き合うためのウソ・ホントの情報を網羅した。

2023年は、緑茶飲料低迷の年となった。

清涼飲料水における緑茶カテゴリー全体の販売数量は前年比4%減となり、全飲料カテゴリーの中で最も減少。とくにサントリー食品インターナショナル「伊右衛門」は同7%減の5740万ケース、日本コカ・コーラ「綾鷹」は同8%減の5060万ケースと大幅に落ち込んだ(いずれもブランド計、飲料総研調べ)。諸原料の高騰による値上げが影響した。

一方、緑茶の中でも機能性表示食品は異なる動きを見せている。商品や広告に表示されたわかりやすい機能が受け、人気を博しているのだ。また、緑茶はレギュラー品と機能性表示食品とが同価格のことが多い。そのため「同じ値段なら健康によいものを」と考える消費者の支持を獲得している。

圧倒的なシェアを誇る伊藤園

機能性表示食品で圧倒的なシェアを誇るのは、「体脂肪を減らす」とうたう伊藤園「お〜いお茶 濃い茶」。23年の販売数量は前年比1%減の3210万ケースにとどまったが、それでも「お〜いお茶」ブランド全体(8800万ケース)の3分の1超を占めている。

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