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錦織圭も驚愕「5大会連続メダル」国枝慎吾の凄み 憧れはフェデラー、似てるのはジョコビッチ

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「勝ち進むにつれ、広いトレーニングジムで汗を流す選手がどんどん減っていったんです。とくに最後の3日間ぐらいは、大会序盤はあんなに人がいたのに、僕と国枝さんしかいない場面が何回かあって。なんか日本人2人ですごいなあ、と我ながら思っていましたね。国枝さんが、『試合すごかったね』と声をかけてくれたのを覚えています」

2023年に世界ランキング1位のまま引退した国枝慎吾さん(撮影:朝日新聞出版 写真映像部・東川哲也)

この年、全米オープンのシングルス、ダブルスの2冠に輝いた国枝の記憶はもっと鮮明だった。

錦織が世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破った準決勝をジム内にあるテレビで見ていた。

「帰ってきた錦織くんを待ち受け、イエーイ!とハイタッチで祝福しました」

先に世界の頂点に立ったのは国枝だ。初めて世界ランキング1位になったのは、2006年秋だった。

2007年、国枝は当時の「車いすの4大大会」と称されていたオーストラリア、フランス、日本、アメリカでの主要大会をすべて制した。「年間グランドスラム」の完成だ。ちょうど、錦織がプロに転向したのが、この年になる。

「日本にはクニエダがいるじゃないか」

テニス界のレジェンドであるロジャー・フェデラー(スイス)が、「なぜ日本のテニス界からは世界的な選手が出ないのか」という日本人記者の質問に対し、「日本にはクニエダがいるじゃないか」と発言したのも、このころだ。

幼いころからフェデラーにあこがれてきた錦織は、その逸話を知っていた。2016年のウィンブルドン選手権を直前に控えたころのインタビューで聞いた。

「そりゃあ、知っていますよ。ロジャーにも国枝さんは知られているんだ。すごいなあと思いました」

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