BOPビジネスの正しい進め方《第2回》--社会課題を解決しながら成長する新興国の多国籍企業
たとえば、ダノンがバングラデシュで高栄養のヨーグルトを発売し、現地の子どもたちの栄養改善をもたらし、他のアジア・アフリカ諸国進出のノウハウ構築につながったという有名な事例もある。このように現地に本社のない欧米企業もBOP市場で成功している。
日本企業がBOP市場へ参入を計画するとき「まずは現地のニーズをつかみたい」と話すのをよく聞く。しかし、「現地のニーズをつかむ」という視点からは外国の企業が参入できる余地はあまりない。
日本企業に必要なのは、「現地の社会課題を解決する」という姿勢であり、本気でBOP市場に食い込みたいと望んでいるならば、現地の社会課題を解決するビジネスモデルを構築すべきである。
あかばね・まきこ
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