とくに普段は妻が主体でやっている家事であれば、「やっておいたよ」と事後報告するよりも、「お皿は洗っておくね」など、事前にひと声かけるほうがいいでしょう。そうすれば妻も「グラスを先に洗ってほしい」など手順を指南できて、いらぬトラブルを招くのを回避できます。
家事にサプライズはいりません。喜ばせようと黙ってやるのは、基本的にお勧めしません。
「怒っている」と決めつけるのはNG
夫:あれ? なんで怒ってるの?
妻が不機嫌なのに思い当たる節がなくて戸惑う、というシーンは、誰でも思い当たることがあるのではと思います。怒っている雰囲気を醸し出しているときに「なんで怒ってるの?」と聞くと、さらに妻が不機嫌になってしまうのもよくあるパターンですよね。
夫からすると「わからないから聞いているのに……」という気持ちだと思いますが、怒っているときに「なんで怒ってるの?」と聞かれると、「そんなこともわからないの?」と妻も反発。あきらかに怒っているのに、「怒ってないけど」と返されることも。その理由の一つは、人は「ネガティブな決めつけを嫌うから」です。「怒っている」ことを決めつけているわけで「嫌なの?」「機嫌悪そうだね」なども同様です。
そして、怒りの性質にも関係があります。「怒り」とは「2次感情」と呼ばれるもので、怒りの奥底には寂しい、悲しいなどの「1次感情」が潜んでいます。妻が本当に寄り添ってほしいのは、その1次感情。それなのに表面にある怒りという2次感情だけ捉えられてしまうことで、さらに気分を害してしまうのです。
「怒っている」と決めつけられて、さらにその理由を求められると、一層モヤモヤするわけです。
では、妻が怒っているのに、その理由が思い当たらないときはどうしたらいいのでしょうか? 理由がわからないのは本当なのですから、「言葉にして伝えてくれる? 言ってほしいな」と素直に伝えるのがいちばんだと思います。言葉にしないとわからないのは夫婦であっても同じこと。
ゆえに、言葉を通じてのやり取りは必須です。
しかし、その言葉の使い方次第では、関係性を悪くしてしまうことも往々にしてあるので、ちょっとしたコツを身につけて、楽しい夏休みにしてください。
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