(第16回)スマホも日本でガラパゴス化する

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このため、端末を売れば必ず通信料金を確保できる。SIMロックが解除されればユーザーは端末と通信サービスを自由に組み合わせられるようになり、事業者を乗り換えたり、好みの端末を買いやすくなるが、それができないのだ。

SIM方式は、もともとはヨーロッパで一つの端末を多くの国で使うためにできたものだ。国境を越えても、SIMカードを替えるだけで同じ端末を使い続けられる。多くの端末はSIMロックなしで売られているので、購入者はSIMカードを購入し、買ってきた端末に入れることで電話として機能させる。

このため、ノキアはヨーロッパ全域を市場として、価格を下げることができた。そして、販売台数で世界のトップにたった(メーカーの順位は表のとおり)。


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