(第16回)スマホも日本でガラパゴス化する

このため、端末を売れば必ず通信料金を確保できる。SIMロックが解除されればユーザーは端末と通信サービスを自由に組み合わせられるようになり、事業者を乗り換えたり、好みの端末を買いやすくなるが、それができないのだ。

SIM方式は、もともとはヨーロッパで一つの端末を多くの国で使うためにできたものだ。国境を越えても、SIMカードを替えるだけで同じ端末を使い続けられる。多くの端末はSIMロックなしで売られているので、購入者はSIMカードを購入し、買ってきた端末に入れることで電話として機能させる。

このため、ノキアはヨーロッパ全域を市場として、価格を下げることができた。そして、販売台数で世界のトップにたった(メーカーの順位は表のとおり)。


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三菱重工と日立 「統合」破談から<br>10年 製造立国の岐路

10年前に統合構想が破談になった三菱重工業と日立製作所。その後両社は対照的な道を歩み、2009年に伯仲していた時価総額は今や日立が大きく上回っています。本特集では明暗が分かれた三菱重工と日立を主軸に、製造立国・日本の生きる道を探りました。

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